村上もとか［原　作］

１９５１年神奈川県出身。７２年「燃えて走れ」（週刊少年ジャンプ誌）でデビュー。ジャンルを問わない幅広い分野で活躍、そのしっかりとしたドラマ作りと、精緻な絵には定評がある。８２年「岳人（クライマー）列伝」で講談社漫画賞、８４年「六三四の剣」で小学館漫画賞、９６年「龍ＲＯＮ」で同漫画賞、９８年に同じく同作品で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞をそれぞれ受賞、ＮＨＫでドラマ化もされ話題を呼んだ。他主要作品に「JIN―仁」、「熱風の虎」、「風を抜け！」、「赤いペガサス」、「ヘヴィ」、「ドロファイター」など。「ＮＡＧＩＳＡ」は小学館ヤングサンデー誌に連載され、９０年にヤングサンデーコミックスより刊行された青春劇画の珠玉編である。なお９９年刊行の中公文庫コミック版（村上もとか傑作選・第３巻）にも収録され、２００８年にはアーカイブス出版から「NAGISA 湘南少女 64/72」のタイトルで再刊されている。