◆2000年8月26日吉祥寺・バウスシアター初日風景◆
 
★★ 各地、各方面から反響が続々と届いています!! ★★

切なくも爽やかなストーリーと江ノ島ののどかな情景が、観る者に柔らかな癒しを与えてくれる。
【すきタン6月号】

(まどかちゃんが主役に)抜擢された基準に走る姿が美しい。泳ぐ姿が力強い。ということでしたが、たしかに走るシーンばかりでした。そしてそのとおりとても走りっぷりが良かった!
ピカチュウ/岐阜県在住【有★海月堂6.4】 [ あさきゆめみし ]

自分にもあった、こんな気持ち!光を反射してきらめくガラス玉を、少し離れた場所から眺めているような、そんな気持ちになった。
矢代真紀/映画ライター【道新ontona6.7】

夏は、いつかは終ってしまいますが、心の中に消えずに残っているものなのですね。
KURONEKO/北海道在住【Paradise Cinema,Paradise Book】 [ Paradise Cinema ]

スクール水着にズック靴を引っ掛けたような、無防備でむき出しの子供時代への温かな挽歌――
(志)【北海道新聞6.15】

泣いた。ボロボロ泣いた――ストーリー自体に泣いたっていうよりも、なぎさ自身に泣かされたんだと思う。「恋のバカンス」が流れる浜辺で泣いているその姿に。
マイ/高校生【もうひとつの精神】 [ 私の好きな映画たち ]

見掛けは珍しくもない純情ドラマが、鬼才などということを微塵も感じさせないまま、いつのまにか濃密な世界に一変し、ある瞬間、ドキッとさせる官能性を画面にみなぎらせる。
山根貞男/映画評論家【キネマ旬報6月下旬号】

日活青春映画の正統――含羞と抒情 愛情こめ継承―― 
四方田犬彦/明治学院大教授【北海道新聞6.26/『アジアのなかの日本映画』(岩波書店)に収録】 [ 全文 ]

『花のように』が流れ、花にことよせ、確信犯的にエロスを抑制した監督の意図したものが、未分化な性のつかの間の揺らめきにあったことが示されて秀逸――新世紀に向けて小沼監督の新たなスタートを告げる佳品だと思う。
乙女手帖/小樽在住【アイランド公会堂7.1】

監督も主演も無名だけどかなり感動――すばらしい、素晴らしすぎる。久々に胸がキュンとなりました。
rude69/北海道在住(23歳男性)【GO!GO! RUDE69】 [ 映画日々 ]    

なぎさちゃんは、”夏の妹”みたいな女の子でした。私の中の失われてたものが、映画を観ていたあの時間の中にまざまざと甦ってきて、浜辺のシーンでは涙を禁じ得ませんでした。
MARIYA/岐阜県在住【アイランド公会堂7.12】

得たものも失ったものもいっぱいあって、後にも先にもない特別な夏。劇中何度も出てくる同じ歌が、毎回違う意味を持つほど激しく揺れ動いた夏。そんな夏を持っている人にも、持っていない人にも観てほしい作品です。
浅田沖郎/愛知県在住(オリコン通信への投稿)【オリコンウィーク・ザ・1番7.24】

早く大人になりたいと願う、どこにでもいる普通の少女の”心の夏”に胸をキュンとさせられる。
平辻哲也/記者【スポーツ報知8.7】 [ THXMOVIE.COM ]  

ここにはわが国の60年代初めから今日に至る社会風俗の落差の悲しみとその歳月の中で消費された青春の残影が静かににじんでいる。
松島利行/映画評論家 【あけぼの8月号】

様々なエピソードが、子供ならではの多感さに溢れている。男の子を好きという気持を自覚しないまま、キスに対する憧れの気持でキスしてしまうシーンが特に良い。
サルベージ東郷/神奈川県在住【シネマ・サルベージ】 [ 映画の感想 2000年 ]

松田まどかの海のないところで育ったとはとても思えぬダイナミックな泳ぎっぷりも、さも地元の娘っぽくていい。
北川昌弘/アイドル・ウォッチャー 【iCupid9月号】

思春期の揺れ動く気持を丁寧に描いた佳作――
山本英司/映画ライター【Cinema NECO】 [ Cinema Review ]

たかが12歳の小娘の、軽い映画の始まりが、いつしか濃密な、12歳なりの小娘の生々しさで観終わることとなる。
塩田時敏/映画評論家【噂の真相8月号】

この映画の中の場所は、"あの頃の江ノ島"ではなく、僕たちがとっくに失くしてしまったものがいっぱい詰まっている、記憶の中のユートピア――
山田消児/歌人 【ムービークロス】

等身大の少女がまぶしかった。少女の中に秘められたもろさと強さのゆらめきに遠い記憶を呼び起こされた――
河原一邦/記者【スポーツニッポン8.14】 [ スポニチアネックス ]

山育ちの13歳・松田まどかデビュー「大竹しのぶの再来」――
【スポーツ報知8.16】 [ Web Hochi芸能Express ]    

それは"青春"というにはあまりにもあどけない淡い日々の記憶。500人からのオーディションから選ばれた主演・松田まどかは"最後の少女の日々"をみずみずしく演じている。
山田ナビスコ/Mini Theater Road Show【Cinemusk 9月号】

この夏、断固推す珠玉作だ。こういう日本映画こそ、世界に広めてもらいたい。
的田也寸志/映画評論家【ミュージックマガジン9月号/8.20】

ほかの誰にも真似のできない"小沼流"思春期映画――ノスタルジーに溺れず、あくまでも現実をみつめる視点に、鬼才ならではの語り口が発揮された好編だ。
今週のロードショー【MOVIE WATCH 8.25】 [ ピックアップ ]

こぢんまりとした作品だが、夏に似合ったさわやかさがあり、オールドファンは懐古の念に駆られるだろう――あのころの湘南の海はまぶしかったな、とおじさんは感傷に浸るのだ。
野島孝一/記者【毎日新聞8.25】   

その夏ヒロインは一人の少年と出会い、稚い「恋のバカンス」が終わった。タイムマシンはロマンポルノから日活青春映画へ、映画史を遡及して着地したのか。
松田政男/映画評論家【公明新聞8.26】

なかなか味のある青春映画だって思えました。松田にはこの後本当に美大を受けてもらいたいなあ。成長を追っていくような映画も続編としてできたらいいのに。
かず/埼玉県在住(30歳男性)【Cinema-Age】 [ 毒舌映画徒然草! ]

60年代の時代風俗に埋没しない、2000年現代にも通ずる普遍的な少女像を創り出している点が見事だと思った。
渡部実/映画評論家【映画のエスプリ29・視聴覚教育9月号】

最近だとCGやらアニメに逃げてしまう日本映画のなかで、ロケーションにこだわって等身大の少女の姿を描くのはとても気持ちがよい。対(対比、相似)をうまく組み合わせています。
Y.Nakajima /いいことがたくさんありますように・番外編【A Cup of Coffee 8.26】 [ 2000年映画鑑賞記 ]

少女のおとなの世界への疑問、おとなの恋のまねごと。潮の香を存分に漂わせながら、オーディションで抜てきされた、1987年生まれの松田まどかがさわやかに見せます――
【赤旗日曜版・8.27】

松田まどかちゃんの起用は大正解――彼女だから、あのコンプレックスとか漂着物の箱に「流れ星」を収めるシーンが、いやらしくならなかったんだと思う。気のいい不良たちと踊る場面も可愛い。堂々たる新生シネプリの誕生です。
夜の鳥/シネプリ管理人【CinemaPreteen 8.28】 [ シネプリ掲示板 ]

とってもピュアで多感で特別な、「少女」という時間。仕事や恋愛に最近ちょっと疲れ気味のあなた、この映画を見てあの頃の自分をちょっとだけ取り戻してみませんか。
谷内元美/映画ライター【@CINEMACAFE.NET】

光を含むその空間の空気感がシーン、シーンで、不意に美しくて――女の子が木々の間から駆け抜けてくるシーンや女の子ふたりが並んで映る鏡のシーン、海岸での波打ち際のシーン、それぞれ、数秒ふと浮上してくるように映画の美しさを感じました。
keaton/投稿【電脳映画塾9.1】 [ 電映塾掲示板 ]

ヒロインを演じる松田まどか、いいじゃないですか。夏も海もよく似合う。監督が絶賛している走りも、確かに一岡麻也を思わせるほど爽快です。
Yusuke Uchida/「Prolog」スタッフ【Yusuke's Home Page 9.2】 [ 日記風 ]

懐かしくて切ない夏休みにちょっとだけ涙。
ぐっちゃ/すとれんじわーるど管理人【ぐっちゃの映画日記 9.2】 [ 池袋武蔵野館 ]

「ロッタちゃん」ばかりじゃない、日本映画も頑張ってるじゃん、って感じですね。
mamy/投稿(女性)【NAGISA@映画生活9.2】 [ 映画生活 ]

なぎさ役の子も好演でしたし、なんていうか、まあさわやかで元気の出る映画でした。いっしょにゴーゴー、踊りたかったよ。(笑)
はる/清水市男性【日本映画が好き!】 [ 日本映画お気楽紹介 ]

画面から“江の島の夏の匂い”が漂ってきそうな活き活きとした描写と、ノスタルジックなディテールが良い。
じべ/遅筆堂ネタふり亭(東京在住)【ネタふり亭日記 9.3他】
[ 12歳の夏休み『NAGISA』 ][ 2000年9月の映画 ][ 2001年5月の映画 ]

こんなに元気でせつなくて、瑞々しい映画に出会えるなんて。あきらめていた探し物がふいに見つかったみたいだ。私の宝物になりそう、ホント面白かった。
ときいん(男性)/投稿【映画BBS9.5】 [ セガ伝言板 ]

松田まどかの見せる様々の表情や伸びやかな手足がすっげーいい。走ってたり、泳いでたり、踊ってたりと耐えず動き続けて僕達の目を釘付けにする。
たかはた(男性)/カナン・スリーピング【Canaan Sleeping】 [ 映画の話をしよう ]

ヒロイン松田まどかが圧倒的にすばらしい。ぶっきらぼうに見せながら繊細な心を持つ思春期を体いっぱいに表現する――彼女を発見し開花させたことで、この映画は成功したと言ってよかろう。
寺脇研/映画評論家【キネマ旬報9月下旬号

"懐かしの昭和少女の物語"なんかじゃない、時代を超えた現在進行形の女の子の物語――誰もが"あのころの自分"を重ねて胸がきゅんと痛くなる。【この映画がすごい!10月号】
苦くて、せつない、けれども忘れられない、とっておきの夏がここにある。【プレミア10月号】
三留まゆみ/イラストライター    

面白くてちょっぴりせつない少女のひと夏の物語を小沼勝が瑞々しいタッチで描いた感動の名作だ。こんな映画があるんだから、まだまだ日本映画も捨てたもんじゃない。
快楽亭ブラック/落語家【話のチャンネル10月号】

「がんばっていきまっしょい」や「耳をすませば」を観た時に感じた清廉さが蘇ってくるようだ――「普通」の子供達はまだまだ大勢いる。彼等は一生懸命、自分の頭で考え、行動し、生きようとしているのだ。
丸山哲也/映画ライター【CINEMA CHILI PAPER】 [ 映画批評 ]

いい映画との出逢いは、はつ恋よりも思い出が苦しいもの――
フーミン(不眠)/投稿【イサイズ・ムービー9.22】

今年の日本映画界の一つの収穫といっても過言ではない――大量宣伝の大手メジャー映画以外にも、こんなにも愛すべき作品があるというだけで嬉しい。
半月PRESS/試写室【実話プレス9.27】

主人公の女の子をキャスティングできた時点で、60年代のエッセンスはほぼ揃ったも同然だった。泳ぎの一等賞である主人公に、本物の巧みな泳ぎでリアリティを与える少女に、驚くばかりである。
さとる/東京都在住【A FILM WEBSITE9.29】 [ 映画評887「詩的で行こう」 ]

「南アルプス天然水」のCMが好きな人にはおすすめの映画です。
不可眠(27歳男性)【F-cinema】 [ 最近観た映画 第5回 ]

子供の頃の「ひと夏」ってきっと今の何倍も価値があるものだったんだろうね。
更紗/広島在住OL【更紗のお気に入り部屋】 [ 更紗の映画評 ]

これから先、上司や取引先にこっぴどく怒られた夜に、ビール片手に体育座りで観たら、なんとなく「また、立ち上がれるような」気分になれると思う――
あっきぃ/サラリーマン【Yumi-Maria-etc-CHECK!!】 [ NAGISA鑑賞感傷感想ページ ]

観終わって、すごく心に残る映画です。…あれだけ元気だったなぎさが見せる涙。本当に心に浸みました。
金さん【金さんの桜吹雪】 [ 映画の部屋 ][ 2000年映画ベスト10 ]

このあいだ見た、相米(慎二)さんの新作『風花』(新春公開予定)よりもこっちだな――あそこが良かったね。なぎさが泣くところ。変な感じがするのよ。カユいところに思いっきり手が届かないみたいなね(笑)。
柄本明/俳優(『NAGISA』と『風花』に出演)【映画芸術・第393号】

人生の一断面を鮮やかに切り取って見せるという名短編小説の冴えにも似た趣きがある。
小山晃一/編集者【映画芸術・第394号】

こうした少女映画を撮らせて、純粋な演出術の賜物のような、画面の表面張力を維持しまくる小品を撮れる若手が何人いるだろうか。
筒井武文/映画監督【映画芸術・第394号】

とにかく奇妙な感覚の映画で、オープニングの唄からめくらましに会ったかのようにはまってしまいます。
山田広野/TSUTAYAかぼす会【映画芸術・第394号】

髪を切ること。岩に向かって泳ぐこと。――私たちの記憶に二つの行為を刻みつけておき、後半のドラマにくっきりと輪郭をつける。何とも小沼的演出ではないか。
(跳)/記者【朝日新聞名古屋版2.10】

想うに、このような青年前期に転回する少年期のめくるめく憧憬と未知の世界への滲入の誘惑と、とりかえしがつかない行為ほど、この時期の2度と帰らぬ存在の意味と美しさを示すことはないだろう。佳作である。
荒木 國臣/名古屋市立大学研究員【荒木 國臣のページ2.17】 [ NAGISA なぎさ ]

むしろ「図式的」と切り捨てられがちなシチュエーションの応酬が、こんなにも無垢で真摯な感動を呼ぶのは何故だ! 小沼監督の中に潜む「少女」性が嗅ぎとれる、不思議な「初々しさ」の漂う爽やかな一本。
井出幸亮/review for cinema【no better, no worth vol.4】

小沼勝初の一般映画は一瞬の少女の輝きを掬い取った佳作――松田まどかちゃんにかなりやられました。
たまやん/愛知県在住【たまやん保存会3.10】 [ 映画感想 ]

あの宝物の箱・・・自分もあんなの作ったよ・・・・涙がにじんでしまった。
猫/愛知県映画ボランティア【猫さんのど〜んとこ〜い!】
[ オールアバウト映画感想 ]

「恥じらい」美学を極地から、かすむ高みにまで構築した監督の映画でもあるのだから、普通にサワヤカな感動は差し出してくれない。異様なまでにサワヤカなのだ。
松浦聡司/A.P.E.主宰【THE BAG magazine14号】 [ フィルムゴウアー君の走馬灯 ]

江ノ島、加山雄三、ザ・ピーナツ。なぜか、時代がせつなかったです。エンディング・ロールのベッツィ&クリスの歌声がしみわたりました。
munk【山の極楽くらぶ】 [ 私設映画メモランダム ]

(なぎさが)東京から来たひ弱な男の子にキスをする瞬間の表情、全ての出来事がここに繋がるのだけど、この一点のみに集約させてしまった小沼勝、恐るべし。
番人【映画旅日記4.25】 [ 日記 ]

仲良しののりちゃんは、いつもお菓子ばかり食べてて「これ、新製品なんだ」となぎさにお菓子くれる子で、この子のキャラがとても気に入りました。
ゆずこ/東京在住【ゆずこの映画日記4.27】 [ 映画日記 ]

少女マンガを基にして実写化しているだけに登場人物の特徴づけは明確。少女の感性がストレートに伝わってくる作りには素直に感動できました。
夢珠(むっしゅ)/東京在住【夢珠るうむ CINEMA REVIEW5.12】 [ 2001年5月に観た映画 ]

松田まどかの圧倒的な存在感がすごい。小沼監督の確かさと彼女の素質が見事にマッチした奇跡の1本だ。
岩立悦明/レンタルビデオ・ハーヴェイ代表【ビデオインサイダージャパン6月号】

鬼才・小沼勝がいつか見た、夏の江の島を駆け抜ける少女…今も昔も、予算の枠を超えて女優の肉体を光り輝かせる演出が最高だ。
新田隆男/ライター【SPA!6.27号】 [ 今週のイチ押し ]

小沼はまた、「日本の静かな夏」の映像化にも冴えを見せる。ちょうちんの赤。焼き魚の煙。畳のひんやり感。昭和の、ザ・ピーナッツが流行していた、あの夏を過ごした方に、おすすめ。
小山内敦/ライター【プレミア8月号】

素晴らしく感性の研ぎ澄まされた映画...
It is a film of wonderful sensitivity
...
松田まどかのゆるぎない演技... 
Madoka Matsuda gives an uncompromised performance
...
あらゆる面から見て傑出した映画...
It is an outstanding film in all aspects
...
【Deutsches Kinderhilfswerk Grand Prix 選評より】 
[ ベルリン国際映画祭2001 ]

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